愛する人が亡くなるまでの家族の心境やそのときの様子を描写しています。C型肝炎発病-肝硬変-闘病生活-死-葬儀までの実録です。

0120-377-594
葬儀のお問合せ
生花のご注文

実録 愛する人の旅たち 闘病そして葬儀
退院

退院は母の希望で当初の予定よりも数日早めになりました。
手術が終わってから5日目の2006年9月の中旬でした。

主治医や私たち家族はもう少しゆっくりと入院していた方が術後の経過の為には良いと母に話しましたが、
『1日も早く退院したいんだよ、早く帰りたい』と強く希望したので、
無理やり退院させてもらいました。いつもは滅多にそんな事を言わないのですが。

しかしこの数日早まった退院が、
後々母の体にこれほど影響を及ぼすとは、この時は誰も想像していませんでした。

退院してからの母は少し体調が悪そうで、
いつもは徐々にもとの生活に戻るのですが、今回は中々調子が戻りませんでした。
足が少しむくみ始め、お腹も少し張りが出てきたみたいでした。
母はそれでも『手術から間もないからねえ』という事で、様子を見ていました。

また、今までに無い異常な事が母の体の中で起こり始めたのもこの頃です。
それは記憶が一時的に無くなったり、訳の分からない事を話したりする事(*1)が何度も起こったのです。
例えば自宅のトイレがどこにあるのか分からなくなったり、たった今した事が分からなくなったりとか。

それから様子は悪くなる一方で、足は何倍にもむくみ、歩く事さえ辛くなってきました。
9月のある日曜日に、私と父と母は自宅のリビングで母が横になれるようにと、
大きめなソファーを近くの家具屋さんに買いに行きました。
いくつも見てまわり母が気に入った白いソファーを購入し、1週間後に配送される予定でした。
母も早くソファーが早く来るのを待ちわびていました。

しかし残念ながら母は、そのソファーに一度も座る事が出来ませんでした。

(*1)
記憶が一時的に無くなったり、訳の分からない事を話したりする事・・・
肝性脳症。肝機能の低下により、本来肝臓で分解され無害となるアンモニアが、肝臓で分解する力がなくなり、肝臓を通らないルートの血管を通って脳へいく事。
現象としては頭が朦朧としたり、訳が分からない事を話したり、意識障害を起こします。

« 一度目の入院 二度目の入院
- 闘病のはじまり - »
01 序章 02 慢性C型肝炎とのつきあい
03 いつものこと 04 一度目の入院
05 退院 06 二度目の入院 - 闘病のはじまり -
07 病院からの呼び出し 08 余命宣告
09 最期の日 10 病院を出るまで
11 葬儀打ち合わせ 12 通夜
13 葬儀・初七日 14 火葬
15 葬儀後 16 49日・納骨
17 まとめ
0120-377-594
葬儀のお問合せ
葬儀総額見積書一覧

PAGE TOP
葬儀生花のご注文
© SaijouNet All right reserved