愛する人が亡くなるまでの家族の心境やそのときの様子を描写しています。C型肝炎発病-肝硬変-闘病生活-死-葬儀までの実録です。

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病院からの呼び出し

母が入院してから10日間くらいたちました。

母の体の腹水が日に日にたまり、体の負担を減らす為注射で水を抜くことしました。
治療前に多少心臓に負担があることを主治医から聞かされましたが、家族はそれほど深くはとらえていませんでした。

治療の前日にはお見舞いにも行っており、私も母と元気に会話していたので、まさか翌日こんなことになるとは想像できたでしょうか。

その日は日曜日でした。
私が家族とちょっと都内を車で移動中のお昼過ぎのことです。
父が私の携帯に電話をかけてきて、『母が腹水をとる治療後、具合が悪くなり危篤状態だから、すぐ病院に来るように。』とちょっと動揺した口調で唐突に話しはじめました。
私は何がどうなっているのか理解できないまま、すぐそのまま病院へ向かうしかありませんでした。『なんで危篤なの?昨日会ってまだそんな状況じゃなかったよなあ』と自分に言い聞かせるのに必死でした。

私は父から連絡を受けてから30分くらいで病院に着きました。
私の目に飛び込んできたのは、部屋のベッドの上で酸素吸入器を付けられ、呼吸困難になっている母の姿が・・・。そして母の周囲を主治医や看護婦さんたちが、しきりに母の名前をよんでいる光景がそこにありました。
『ひょっとしたらこのまま・・・』と私はいやな想像もしていましたが、母の様子も最悪の状態から生還したかのように、徐々に落ち着いてくるのがわかりました。

約1時間後には、ちょっとずつですが話もできるくらいに回復し駆けつけた家族もほっと一安心でした。

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01 序章 02 慢性C型肝炎とのつきあい
03 いつものこと 04 一度目の入院
05 退院 06 二度目の入院 - 闘病のはじまり -
07 病院からの呼び出し 08 余命宣告
09 最期の日 10 病院を出るまで
11 葬儀打ち合わせ 12 通夜
13 葬儀・初七日 14 火葬
15 葬儀後 16 49日・納骨
17 まとめ
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