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葬儀コラム / 第36回

第36回 尊厳死とリビングウィルについて

はじめに

近年、尊厳死や安楽死という言葉を耳にする機会が増えてきました。
欧米では国や州によって尊厳死や安楽死の法律を制定していたり、
スイスは自殺ほう助の法律があるため、自国にそのような法律がない場合には、
スイスで最期を迎えるなど、賛否両論を含め、マスコミで報道されています。
日本は今のところそのような法律はありませんが、
昨年国会で議論されていたのを覚えていらっしゃる方も多いかと思います。
今回は人生の幕引き全般についてお話したいと思います。

尊厳死と安楽死の違い

尊厳死とは不治の病等に罹患した患者が、
延命措置を施さずありのまま自然な死を受け入れる事を指し、
本人の懸命な自己判断により、自然な死を迎える事です。
また安楽死については、医師が患者本人の意思を尊重し、積極的に死に至らせる事、
或いは患者本人が意識障害等で意思を確認できない場合、直系の親族等に治療を始めるのか、
または終了するのかの判断を仰ぎ、その結果死を迎える事をいいます。
言葉から受ける印象はどちらも似た印象ですが、実は大きな違いがあります。
近年終末期医療が発達し、延命治療の質も向上していますので、
万が一の時に自分がどのようにしたいのかを、日頃から周りに伝えておく事が大切です。

リビングウィルとは?

リビングウィルとは直訳すると生前の意思という事ですが、
病気の治療を受けている場合、どのような治療を受け、
自分がどのようにして看取られたいのかなど自分の希望を記した文書を指します。
最近エンディングノートが発売され、密かなブームとなっています。
今まで存在しなかったノートですが、人気の理由は4人に1人が65歳以上の超高齢社会という事、
残された人に迷惑をかけたくないという優しい気遣いなどでしょう。
孤独死も社会問題となっていますが、誰にとっても必要不可欠な物かもしれません。
価値観の多様化した現代では形式とらわれず、
ご自身で書き残したい内容を作成してみるのも自分らしさが表せて、
ご家族等がより納得するかもしれません。

リビングウィルの書き方

相続等で揉めないために遺言書を公証役場で作成する方もいらっしゃるでしょう。
遺言書は法的効力があり、財産分与など実務的な内容となる事がほとんどです。
一方、リビングウィルやエンディングノートは、
法的な効力を持たないという大きな違いがあります。
リビングウィルのメリットは、万が一の事があっても家族や親類等が困らないで済むという事でしょう。
ご葬儀に関しても残された家族が右往左往しないために、
文書で書き残す事がご遺族の心の整理にもつながりますし、
スムーズな葬儀を行うために活用する事が可能です。
エンディングノートは備忘録として活用する事もできます。
親しかった人物や連絡先などを記入しておくと残されたご家族にとって便利で重宝します。
また家族に向け、心を込めたメッセージも残しておくと、
ご遺族は慰められ、癒されるでしょう。
文書にしておくと何度も読み返す事ができるので、大切な宝物にもなります。

まとめ

終活という言葉が定着して久しいですが、
残された人の事を考えて自分の人生を終えるというのは少し安心感があります。
死ぬ事は人生の一部ですが、生まれる事と同じ位の大事業です。
個が尊重される世の中になりつつある今、
自分らしく生き、自分らしい最期を迎える事が何より大切だと思います。


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