葬儀コラム|葬儀に関する様々なコラムを掲載致します

0120-377-594
葬儀のお問合せ
生花のご注文

葬儀コラム / 第77回
仏教三聖樹とは

第77回
仏教三聖樹とは

はじめに

仏教三聖樹とは 仏教では、様々な形で植物との深い関わりが描かれています。 例えば、お釈迦様が生まれるきっかけとなった「無憂樹(むゆうじゅ)」や、悟りを開いた場所にあった「菩提樹(ぼだいじゅ)」、 入滅の時傍にあった「沙羅双樹(さらそうじゅ)」の3種の木が有名で、これらを「仏教三聖樹」と呼んでいます。 今回私達の身近にあまり見かける事のない、仏教三聖樹とはどんな木なのかを調べてみたいと思います。

無憂樹(アソカの木)

インド原産のマメ科の常緑小高木で、春になると黄色やオレンジ色の花が房状に咲きます。 花は徐々に紅色に変化すると言い、その香りは昼間より夜に強くなるそうです。 お釈迦様の母、摩耶夫人が満開の無憂樹の木に近づくと、自然に枝が垂れ下がりその花に触れようとした時、脇腹からお釈迦様が生まれたと言われています。 お釈迦様の誕生が、このように苦痛なく安産だった事から、この木が「無憂樹」、花は「無憂華」と呼ばれています。 インドでは女性にとって「願いを叶える聖樹」として敬われていますが、タイでは「悲哀の木」として忌み嫌われているそうです。 同じ仏教の国でもとらえ方が色々ある事に驚かされます。

菩提樹(インドボダイジュ)

インド原産のクワ科の植物で、熱帯植物の為日本では温室以外育たないそうです。 日本で菩提樹と呼ばれている木は、実は全く別の種類の木で、中国に仏教が伝わった時に葉の形が似ているシナノキ科の木が「菩提樹」と名付けられ、 そのまま日本に伝わったようです。 苦行で衰弱したお釈迦様が、川の流れで身を清め、ある木の下に場所を定めて東を向いて座り、 悟りを開くまでここから動かないと決めて決意通りに悟りを開きました。その時の木が菩提樹と言われています。 菩提樹の「ボダイ」とは、「正しい悟りの知」を意味する「ボーディ(bodhi)」に由来するそうです。 高さ20mにもなるとても大きな木で、なるほどこの木の下ならば、良い瞑想が出来そうですね。

沙羅双樹(サラノキ)

平家物語にも登場するので、聞き覚えのある名前かもしれません。 お釈迦様が入滅した時に、その四方に二本一対で生えていたとされ、ここから「双樹」と呼ばれるようになりました。 この沙羅双樹は、お釈迦様の入滅を哀しんで二本のうち一本ずつが白くなり、死の床を覆ったと言われています。 インド原産のフタバガキ科の植物で、寒さに弱く日本での生育には向かないそうです。 ではなぜ平家物語に登場するのでしょう。昔ある僧侶が、日本にもきっと沙羅双樹があると信じて山に入った所、 沙羅双樹とそっくりな白い「ナツツバキ」の花を見つけ、これを沙羅双樹として広めたそうです。ナツツバキは美しく清楚な花が1日で落ちてしまう事から、 仏教の無常のシンボルとされています。

まとめ

仏教三聖樹はみな熱帯性の植物の為、残念ながら日本ではなかなか見る事が出来ません。 それでも昔の人々は、三聖樹を信仰の対象として一目見てみたいと願い、探し歩いたのではないでしょうか。 1つ1つの木に様々なストーリーがあり、不思議な力を秘めた三聖樹に私も会ってみたくなりました。


PAGE TOP
葬儀生花のご注文
© SaijouNet All right reserved