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葬儀コラム / 第78回
お焼香の原料となる植物たち

第78回
お焼香の原料となる植物たち

はじめに

お焼香の原料となる植物たち お焼香とは、香木や香原料となる物を刻んで調合したもので、主に葬儀などの御仏前で使われています。 飛鳥時代に仏教伝来と共に日本へ伝わったと言われ、正倉院では経本や衣服の防虫にも使われていたそうです。 今回は、このお焼香がどんな植物から作られているのか調べてみたいと思います。

白檀(サンダルウッド)

インド原産のビャクダン科の常緑高木で、芽を出して1年間は独立して生育しますが、 その後は根から寄生根というものを出して、他の木の根に寄生して育つという珍しい生態を持っています。 立ち枯れた木の芯の部分を使用し、乾燥・角割・刻みなどして焼香の中心素材になります。 また、防虫効果に優れている事から、正倉院の御物に添えられていたそうです。 仏典の中では白檀から作る栴檀香は、人間の貪欲や怒り、無知などの煩悩を払い心身を清浄にするとされ、 インドでは昔から火葬に使う薪に入れる白檀の枝の量が、死者の富の象徴とも言われています。

沈香(沈水香木)

東南アジア原産のジンチョウゲ科の高木で、高さ30m、直径1m以上の大木になります。 材質は比較的軽いのですが、樹脂を多く含む部分は強い芳香があり、重くて水に沈む事から「沈水(じんすい)香木」の名が付いたそうです。 長い年月を経た物ほど香りが良いとされ、特に質の良いものは「伽羅」と呼ばれる高級品として有名です。 常温より加熱した時に神秘的な香りが立ちのぼり、その香りの成分には鎮静効果があるそうです。 インドや中国では寺院や仏塔、茶室などの建築材料にも使われています。

丁子(クローブ)

モルッカ諸島原産のフトモモ科の常緑高木です。 蕾が釘の形に似ているので、「丁子」の名が付いたと言われ、焼香に使われているのもこの蕾の部分を乾燥させて粉末にしたものです。 他にも蕾からは「丁子油」が取れ、香料としてお酒や化粧品などに利用されたり、粉末は漢方薬にも使われています。 古来より世界で代表的なスパイスとして珍重され、大航海時代にはこの丁子などをめぐり「スパイス戦争」が起きた事もあるそうです。 現在では、カレーやチャイなどの料理に広く使われています。

まとめ

お焼香は、数種の香木などを調香して使いますが、混ぜ合わせてすぐに使うと個々の香りがそれぞれ匂ってまとまりがなく、 しばらく寝かせる事で調和のとれた香りになるそうです。 はるか遠くインドから仏教と共に伝わった焼香も、時と共に変化を続けて日本という国とも調和して、これからもっと様々な事に使われていくのかも知れませんね。


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