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葬儀コラム / 第80回
相続放棄とはどんなこと?

第80回
相続放棄とはどんなこと?

はじめに

相続放棄とはどんなこと? 「相続放棄」というと「父親が亡くなり兄と相続の話し合いになったが、病気の父の世話をしていたのは兄なので、自分は相続を放棄した」という話をよく耳にします。 しかし「相続放棄」とは、単に相続人同士で話し合い、父親の財産は受け取らないと意思表示することではありません。 今回は、言葉の上で誤解が生じることが多い「相続放棄」について、お話ししていきたいと思います。

相続放棄は裁判所への申し立て

そもそも相続とは、故人のプラス財産だけでなくマイナス財産も引き継 ぐことをいいます。 預貯金や不動産を引き継ぐと同時に、負債も引き継ぐということになり、全く知らなかった親の負債も引き継ぐということも生じてきます。 このような事態を回避するため、法律上に定められてるのが「相続放棄」という制度であり、裁判所に申し立てすることで認められるものです。 相続放棄すると、その相続人は初めから相続人ではなかったこととみなされ、相続に関して一切関わりがなくなることになります。 つまり相続人が3人いて、そのうちの1人が相続放棄すると、残りの2人で財産を引き継ぐことになるというわけです。

相続放棄の手続きの流れ

前述の「自分は相続を放棄した」というのは、相続人の間での単なる意思表示に過ぎず、負債について自分は関係ないと債権者には言えません。 裁判所の手続きを経て、初めて相続放棄といえるのです。 相続放棄の手続きは、故人の住所地を管轄する裁判所に申し立てをします。 戸籍などの必要書類とともに相続放棄申述書を提出すると、裁判所から照会書という書類が送られてきて、回答を記入し返送します。 特に問題がなければ「相続放棄受理通知書」が裁判所から送付され、相続放棄の手続きが完了したことになります。

放棄の手続きは3ヶ月以内に

相続放棄の手続きは、亡くなったことを知った時から3ヶ月以内に行わなければなりません。 しかし、3ヶ月の間に相続財産の全貌が判明せず、放棄するかどうか判断がつかない場合など、裁判所に期限の延長を申し出することもできます。 また、音信不通の父親が亡くなったことは知っていたけれど、3ヶ月経過後に父親の負債の存在を知った場合など、負債について知らなかったことに正当な理由がある場合には、相続放棄が認められる場合もあります。 このようなケースでは、3ヶ月経過したからといって諦めずに、弁護士や司法書士などの専門家に相談してみることをおすすめします。

まとめ

相続放棄は、プラスもマイナスも相続財産と一切関わりがなくなるというメリットはありますが、一度受理された放棄は撤回することはできません。 しかし故人の遺した負債が大きい場合などは、是非検討してみる手続きの一つといえるでしょう。 次回は、相続放棄に関する注意点についてお話ししたいと思います。


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