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葬儀コラム / 第86回
「花祭り」をご存知ですか?

第86回
「花祭り」をご存知ですか?

はじめに

「花祭り」をご存知ですか? 4月8日は「花祭り」というお祝いの日です。正式には「灌仏会(かんぶつえ)」という仏教行事で、明治以降に「花祭り」と呼ばれるようになりました。 日本は仏教徒が多い割に、意外と知られていないこの行事について、一体どんなお祭りなのか調べてみたいと思います。ちなみに関西では5月8日に行われることが多いようです。

「花祭り」とは?

花祭りとは、お釈迦様の誕生日です。 今から2500年前、お釈迦様の母摩耶夫人が、6つの牙を持つ真っ白なゾウが天から降りて来て、夫人の右脇からお腹の中に入るという不思議な夢を見ます。 インドでゾウは聖なる生き物と言われていて、「尊い方が誕生する兆し」とされました。 程なく摩耶夫人は懐妊され、里帰りの途中でルンビニ園の庭に立ち寄りました。 そこには満開のアソカ(無憂樹)の花が咲き乱れ、夫人が思わず手を伸ばしたその時、右脇腹からお釈迦様が生まれたそうです。 そんなエピソードに因み、花に囲まれてお釈迦様の誕生を祝う「花祭り(灌仏会)」が行われるようになりました。

異国情緒漂う行事

お寺では、色とりどりの花で飾った「花御堂」と呼ばれるお堂に置かれたお釈迦様の像に甘茶を注いで拝みます。 これはお釈迦様が生まれた時、天に9頭の龍が現れて甘い水を降らせ、産湯に使わせたという説が由来となっています。 この甘茶で赤ちゃんの頭をこすると、丈夫な子供に育つと言われています。また、摩耶夫人の夢に現れた白いゾウがお釈迦様を乗せている姿をかたどった山車を、稚児行列が引いて歩きます。 お釈迦様の誕生を祝う事で、子供達が健やかに育つ様にという願いが込められています。 咲き乱れる花に白いゾウ。お伽の国のような華やかさに、日本には無い異国の風を感じますね。

「アマチャ(甘茶)」という植物

アマチャとは、ユキノシタ科のヤマアジサイの変種で、日本では中部地方の山林に自生しています。 花祭りに使う為にお寺の庭に植えられている事もあります。なお、「アマチャズル」という植物がありますが、こちらはウリ科で全く別種になります。 アマチャの若い葉を蒸して発酵させたのち乾燥させてお茶にすると、砂糖の数百倍の甘味があると言われ、天然甘味料や生薬として利用されたり、化粧品や入浴剤にも使われているそうです。 花はガクアジサイによく似ていますが、アジサイの葉には毒があるので注意が必要です。アマチャは葉が薄くて光沢が無く、茎と葉が赤紫色を帯びるので、きちんと見分けるようにしましょう。

まとめ

お釈迦様の誕生を祝う花祭りは、キリスト教のクリスマスと同じなのですが、現在ではなぜかクリスマスの方が有名になっていますね。 沢山の花と甘茶の香りに包まれながら、この世の全ての命が等しく尊いと言うお釈迦様の言葉に耳を傾ける。 これからもっと多くの方に知って頂きたい、とても素敵なお祭りだと思います。


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