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葬儀コラム / 第93回
日本における喪服の色の変遷

第93回
日本における喪服の色の変遷

はじめに

日本における喪服の色の変遷 現代の日本において、葬儀の際の喪服は黒が一般的です。 親族のみならず、弔問客もみな、黒一色の服装をしています。 しかし日本に黒の喪服が定着したのは、実は比較的最近のことだというのをご存知でしたか。 今回は意外と知られていない、喪服の色の移り変わりを紐解いてみたいと思います。

昔の喪服は白かった

その昔「日本書記」には、葬儀の際は白い喪服を着用していたとの記載があります。 時代の流れの中で多少の変遷はありますが、もともと日本では喪服は白色が基本でした。 これは儒教の思想に基づくもので、白はけがれを清める色として人生の節目に用いられる色だったのです。 赤ちゃんの産着、花嫁の白無垢、亡くなった方の死装束など、現在でも様々なシーンで白が用いられています。

西洋文化とともに黒が導入

この状況に変化が生じたのが明治時代、明治維新における西洋文化の流入です。皇室の葬儀をきっかけに、喪服のスタイルも欧米の黒を取り入れることになりました。 これによって華族などの上流階級において黒の喪服が一般的になり、その後皇室令にも喪服は「黒を基調とする」と定められたのです。 しかし、これはあくまでも皇室や上流階級の話で、一般庶民の間では依然として白色の喪服でした。

庶民も汚れの目立たない黒へ

しかし第二次世界対戦の戦没者の葬儀が増えるにつれ、喪服の着用機会も増加しました。 着る回数が多いということは、どうしても汚れてしまいます。 次第に白の喪服は敬遠され、貸衣裳業者が汚れの目立たない黒の喪服を扱うようになっていきました。 戦後、欧米の影響の高まりもあり、庶民の間にも黒の喪服が浸透していったのです。 現在では一般的な黒の喪服も、その歴史はそれほど古いものではなかったと言えるでしょう。

まとめ

本来喪服は「喪に服する」という意味で、遺族だけが着用するものでしたが、参列者もまた喪服を着用するようになったのは戦後のことです。 最近は、葬儀のスタイルも様々で、昔ながらの形式にこだわらないケースが多くなってきました。 もしかしたら喪服の色や形、着用マナーも、これから先また変化を遂げていくのかもしれません。


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