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葬儀コラム / 第95回
仏教と深い関わりを持つ「シキミ(樒)」

第95回
仏教と深い関わりを持つ「シキミ(樒)」

はじめに

仏教と深い関わりを持つ「シキミ(樒)」 皆さんは「シキミ(樒)」と言う植物をご存知ですか?日本や中国が原産の常緑樹で、春にはクリーム色の美しい花を咲かせ、鮮やかな緑色をした葉は光沢もあり綺麗です。今回は日本で古くから仏事に欠かせない植物として扱われて来たシキミをご紹介したいと思います。

鑑真が日本に伝えた

シキミを日本に持ち込んだのは鑑真和尚だとされていて、その花は仏様の世界で咲く「 ショウレンゲ(青蓮華)」に似ていると言われています。シキミも ショウレンゲも仏様の住む天竺から伝えられたと言う説もあり、鑑真和尚はショウレンゲの代わりとしてシキミを持ち込んだのかも知れません。シキミは古くから真言宗など密教系の宗派でよく使われていましたが、現在は宗派に関係なくお供えとして広く利用されています。

猛毒を持つ植物

シキミの果実は中華料理で使う「八角」に似た星形をしていますが、猛毒があり食べるとけいれんや意識障害を起こすため、「悪しき実」から「シキミ」と言う名が付いたそうです。土葬が多い時代には、獣から亡骸を守るために毒性のあるシキミをお墓に供えたとも言われています。八角の実が成るほうは「トウシキミ」という近縁種で、日本では温室以外で見る事はほとんどありません。トウシキミの果実は甘い香りがしますが、シキミの果実はお香の様なツンとした香りがするので、間違えて食べないように気を付けましょう。

様々な利用法

シキミの樹皮や葉には強い香りがあり、乾燥させて粉にしたものが抹香や線香の原料として使われたり、ドライアイスの無い時代には死臭を消す為に焚きしめたりと様々な仏事で使われて来ました。また、シキミの仲間の「トウシキミ」の果実から発見された「シキミ酸」は、インフルエンザの治療薬として有名な「タミフル」の製造原料にもなるそうで、今後も様々な場での活躍が期待されます。

まとめ

日本でシキミは「仏様の木」として広まり、寒い時期など花が手に入らない時にも一年中美しい緑の葉が生い茂る事から、仏花として重宝されていたようです。また、関西地方では葬儀会場の入り口にシキミを縦長に組んだ物を飾る風習があり、花輪になっている事もあるそうです。今ではだんだん見られなくなって来ていますが、いつまでも残っていくと良いですね。


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