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葬儀コラム / 第96回
お彼岸を彩る「ヒガンバナ」

第96回
お彼岸を彩る「ヒガンバナ」

はじめに

お彼岸を彩る「ヒガンバナ」 もうすぐお彼岸の季節を迎えます。お彼岸といえば「ヒガンバナ」が思い浮かぶと言う方も多いと思います。ではなぜこの花が「ヒガンバナ」と呼ばれるようになったのでしょう。今回はヒガンバナにまつわる様々な秘密に迫ってみたいと思います。

経典に登場する花

法華経の経典の中に「マンジュシャゲ」と言う植物が登場します。これは諸天が思うがままに降らせることが出来る天界の花で、これを見たものは悪行から離れる事が出来ると言われています。経典の中では架空の植物として語られているのですが、日本ではこのマンジュシャゲとヒガンバナが同じ花として認識されています。本来、マンジュシャゲは白い花なのですが、仏教が中国に伝わる際に、なぜか赤いヒガンバナがマンジュシャゲと間違って伝えられ、そのまま日本に入って来たと言われています。

名前の由来

ヒガンバナはヒガンバナ科の多年草で、中国から稲作と一緒に日本に伝わりました。中国のヒガンバナは実を結びタネが出来ますが、不思議な事に日本のヒガンバナはタネが出来ずに球根で増えていきます。墓地やお寺などで、ちょうどお彼岸の頃に葉も何も無い所から花茎をのばし、鮮やかな赤い花を咲かせる事から「ヒガンバナ」の名が付きました。花が終わった後に葉を伸ばして越冬し、春になると全て枯れて秋に花が咲くまで地表には何もなくなります。他の植物たちが枯れていく秋から冬に葉を出して、太陽を独り占めして球根に栄養を蓄えているのですね。

墓地やお寺に多い理由

では何故ヒガンバナは墓地やお寺に多いのでしょう。ヒガンバナは球根にアルカロイド系のリコリンと言う猛毒成分が含まれています。この毒を利用して、モグラやネズミから土葬された亡骸を守る為お墓の周りに植えられたと言う説や、飢饉になった際に球根を水に晒し毒抜きして食べる「救荒植物」として栽培されましたが、むやみに食べられる事が無いように、墓地などに植えられたなどの説があります。先人達が試行錯誤して導き出した生活の知恵がぎっしり詰まった植物がヒガンバナなのですね。

まとめ

ヒガンバナは経典の中の架空の花に例えられただけあって、見る人を惹きつける魅力のある花であると共に、球根は「石蒜(せきさん)」と呼ばれる生薬として、利尿や去痰の作用があるほか、有毒成分の一つ「ガランタミン」がアルツハイマー病の治療薬になると言われており、私達にとって有用な植物であると言えます。土の中ではお墓を守り、地上ではお彼岸の訪れを教えてくれるヒガンバナに、ご先祖様も感謝しているかも知れませんね。 


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