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葬儀コラム / 第101回
火葬場までの道・霊柩車の変遷

第101回
火葬場までの道・霊柩車の変遷

はじめに

火葬場までの道・霊柩車の変遷 一昔前の霊柩車といえば、車体に御神輿のような派手な装飾がついたものでした。 しかし最近は、そんな一目見て霊柩車と分かる霊柩車を見かけることは、少なくなりました。 高齢化社会の中で死亡者数も増加している現代、葬儀事業者も増えており、霊柩車の数も増えているはずなのに不思議です。 霊柩車については第45回でも取り上げていますが、今回は、霊柩車の歴史と変遷についてお話したいと思います。

霊柩車のはじまりは野辺送りから

日本では、もともと葬儀の後に火葬場や埋葬地まで葬列をくみ、故人を送っていました。 親族などが棺を担ぎ列をなして歩く、野辺送りといわれるものです。 装飾を施した輿にのせ棺を運んでいたものが、大正時代初期に車に変わったのが、現在の霊柩車の始まりといわれています。 時代とともに故人を送る葬列はなくなり、現在では霊柩車を先頭にバスなどで移動するのがほとんどとなっています。

現在利用されている霊柩車の種類

高級乗用車の後ろに御神輿のような装飾がついた宮型霊柩車は、戦後使われるようになりました。 戦時中は葬儀らしい葬儀もできなかったこともあり、故人の旅立ちを立派に飾ってあげたいという思いが利用を広めた要因と言えます。 しかし現在主流となっているのが、リムジン型の洋型霊柩車や、ミニバンやワゴンを改造したものであったり、一見して霊柩車とは分からないシンプルなものが多くなっています。

宮型霊柩車はどこへ消えた?

宮型霊柩車はその派手な外観から、葬儀=不吉という連想につながり、その数が減少していきました。 特に葬儀場や火葬場周辺の住民は霊柩車を目にする機会が多く、条例で火葬場への宮型霊柩車の乗り入れを禁止している地域もあります。 また豪華な装飾が特徴の宮型霊柩車は、作るのも維持するのも費用がかかりますが、リムジン型やミニバン型であれば、宮型よりはるかにコストダウンになります。 葬儀自体も質素にお金をかけず行うことが主流となった今、立派な葬儀をアピールする必要はなくなったと言えるのかもしれません。

まとめ

時代と共に変わる葬儀ですが、豪華な宮型霊柩車も宮大工の伝統の技の賜物、日本の伝統技術であり、野辺送りの流れをくむ日本の葬儀文化の一つです。 宮型霊柩車を目にする機会が減った今「親の死に目に会えない」と親指を隠す行為も、現代の子供達には通じないことでしょう。 住民感情や費用の面など複雑な問題はありますが、日本の伝統文化の一つが消えゆく一抹の寂しさを感じずにはいられません。


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