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葬儀コラム / 第102回
大切な人を思い出の曲で送る音楽葬

第102回
大切な人を思い出の曲で送る音楽葬

はじめに

大切な人を思い出の曲で送る音楽葬 最近、特定の宗教とは関係なく無宗教で行う葬儀や、宗教的な葬儀の中でもその人らしい個性を加えるなど、 こだわりの葬儀を行いたいという方々が増えてきました。 故人の思い出の品を飾ったり、生前のビデオ映像を流したり、その人らしさを感じられる、形式にとらわれない葬儀です。 中でも故人にゆかりの曲などを流し、音楽で故人を送る音楽葬というものがあることをご存知でしょうか。 特に音楽好きだった方や、歌や楽器の演奏に携わっていた方とのお別れにピッタリな葬儀スタイルです。

音楽とともに故人を偲ぶ

音楽葬は、無宗教で葬儀を行う中で、読経などの代わりに音楽で故人を送る葬 儀です。 ピアノや弦楽器などの生演奏を行うもの、CDやテープを流す場合もあります。 音楽によって参列者が故人を偲び、また後日その曲を聴くたびに故人を思い出すことができる、印象深い葬儀を行えるのが特徴です。 また穏やかな音楽で、遺族や出席者の悲しみを慰める効果もあります。 特に決まった形式があるわけではなく、宗教葬のような流れに沿ってもよく、自由に内容を決めることができます。

音楽葬を行う上での注意点

まず、斎場によっては生演奏や音響の規制がありますから、音楽葬に対応できるところかどうか確認しておく必要があります。 また一般的に無宗教で自由に行う場合、葬儀内容を自由にできるメリットがある反面、全ての流れを遺族が決定していかなければならず、大きな負担になることがあります。 音楽葬も同様で、特に式の流れから選曲に至る部分は、慌ただしい中であっても遺族主体の決定が必要となってくるでしょう。 そして通常の葬儀と異なることから、年配の親族などの理解が得られない場合が多いかもしれません。 音楽葬を行うためには、故人の意向であることなどを伝え、周囲に了承を得ておくことが大切です。

使用する曲と場面を考える

葬儀中に用いられる曲は、故人が好きだった曲やゆかりの曲、故人の歩んだ時代のヒット曲、故人との思い出の曲などが選ばれます。 また静かに落ち着いた雰囲気のために「G線上のアリア」「アヴェ・マリア」など、クラシックも多く用いられてるようです。 また音楽葬といっても、式の間ずっと曲を流していると、せっかくの曲の印象が薄れてしまいます。 開式前、故人の紹介、弔電披露、献花、出棺など、重要な場面に合わせ曲を用いることで、参列者の心に残るものとなるでしょう。

まとめ

人々の心に残る葬儀は、誰もが願うもの。 最近は音楽葬のプランを設けている葬儀会社もあり、宗教葬の中に音楽を取り入れる場合もあるようです。 生演奏となれば、当然費用もかかりますが、CDであれば費用を抑えて行うことができます。 葬儀にも個性を求める時代。自分らしさを求める現代社会において、音楽葬は今後増加していくのではないでしょうか。


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