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葬儀コラム / 第108回
変わらない思い 〜白装束の基礎知識〜

第108回
変わらない思い 〜白装束の基礎知識〜

はじめに

変わらない思い 〜白装束の基礎知識〜 白装束とは、納棺前に亡くなった人に着せる服のことで、全身白ずくめの服装を言います。白衣(はくい・しらぎぬ・びゃくえ)とも呼ばれます。 仏式では経帷子(きょうかたびら・男女兼用)、神式では白い小袖(上が白で、男性は神主さん、女性は巫女さんのような姿)を着せることが基本です。※キリスト教は特に決まりはないようです。 白装束は神事の際にも使われますが、死装束として故人が用いる白装束について歴史的背景とともに、残された遺族から旅立つ故人への深い思いや近頃の死装束事情などをご紹介したいと思います。

なぜ白い衣装なのでしょうか

白である由来には、いろいろな説があります。 日本では、古来より紅白という白と紅(赤)の組み合わせが重んじられてきました。その由来は、源氏は白旗を、平家は赤旗を用いた為といわれています。 紅色=赤色は赤ちゃんなど出生を意味し、白色はその逆で死や別れを意味するとされ死装束も白色になっていると考えられています。 他にも、巡礼者は俗世間から離れ純粋でいるため白い衣装を着用します。死後は西方浄土へ巡礼に出るという発想から、死装束も白色になったという意見もあるようです。

なぜ左前に着せるのでしょうか

左前にする由来にも、いろいろな説があります。
① 日本では、葬儀に関することは普段の逆さまにするという風習があります(逆さ水・逆さ屏風など)。亡くなった方の衿合わせは、生者の逆=左前(生きている人とは逆の着方をしてあの世へ旅立つ)。 また、生と死を区別するため逆に着せるという説もあります(裏表に着せる地域もあるようです)。
② 奈良時代くらいまで衿の合わせは自由でしたが、朝廷が「中国に習って、着物の衿は右、左の順に重ねること」という命令を出しました。 その後、庶民が死ぬと「来世は吉事あらんことを」と願い、死装束を左前に着せることが流行ったそうです(二度と不幸が訪れるのを避ける意味から、わざわざ常態と正反対のことをやった)。
③ お釈迦様が入滅するとき着物を左前にしていたから。
④ 生きている人は自分で着物を着ますが、亡くなった人は他の人に着せてもらう・・着せる人は亡くなった人と向かい合わせで着せます。そのため、普段着る手順のまま向かい合わせで着せるから、左右反対になる。

最近の死装束事情

宗教によって違いはあるものの、死装束は晴れ着として専門に扱うドレスメーカーやウエブショップなどが全国的に増えています。 女性用には白だけではなく淡いピンクや水色をベースにしたワンピースやガウンのようなものがあり、シルクやふんわりとしたオーガンジーを使ったデザインドレスが人気だそうです。 首回りにリボンやレース・コサージュを付けることで、顔映りを華やかに仕上げ衰えなどを目立たせないような配慮も施されています。

まとめ

かつて日本の女性は、婚礼で着用した白無垢を大切に保管しておき、その後最愛の連れ合いが旅立った時、白いまま袖を詰めて喪服として着用、最後は本人の死装束としたそうです。 最近では自由葬や家族葬など葬儀が多様化するとともに、死装束にも様々なバリエーションが登場しています。 もちろん昔の良い風習を残しつつ、旅立つ人の尊厳と感謝、そして残された人々の冥福を祈る深い心は昔も今も変わりありません。 宗教や地域などによって異なりますが、基本的な死装束は葬儀社が用意してくれる場合も多いようです。 終活の一環として、自分の葬儀・お棺・お墓を決めるように、死装束も本人が決める時代です。希望する服がある場合は、前もって葬儀社に相談することをオススメします。


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