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葬儀コラム / 第111回
心ゆくまでお別れをするために「エンバーミング」

第111回
心ゆくまでお別れをするために「エンバーミング」

はじめに

心ゆくまでお別れをするために「エンバーミング」 「エンバーミング」をご存知でしょうか?エンバーミングを日本語に訳すと「遺体衛生保全」。 死去されてから葬儀・火葬まで最短で2〜3日ですが、火葬場が少ない東京では火葬までに1週間以上かかるケースがあります。 そんな事情からいま、エンバーミングは注目を集めています。 これはアメリカで発展したもので、アメリカやカナダでは90~95%のご遺体に「エンバーミング」を施しているようです。 一番の目的は、大切な人を失ったご遺族の深い悲しみを少しでも和らげ、慰めることにあります。実際にどのようなサービスなのでしょうか。詳しくご紹介します。

エンバーミング:遺体衛生保全とは

通常、ご遺体はアルコールによる清拭や湯灌によって清潔にし、体液などがでないように処置をします。 さらにエンゼルメイクや整髪を行った上でドライアイスや防腐剤でご遺体の劣化を抑えます。 エンバーミングとは、ご遺体に「防腐」「殺菌」「修復」の処理を施すことです。 防腐処理としてまず、体液と血液、そして体の中に残っているものを吸引除去します。 その後、動脈から防腐剤を注入するなどの処置や損傷した部分があればその修復も行います。 ご遺体の全身と毛髪を洗浄し、化粧で穏やかにお顔を整え、ご希望の衣装を着せます。ご遺体を安らかで生前と変わらない姿に修復します。

利点・必要性

日本では1988年に導入されて以来、徐々に関心を持つ人が増えています。 エンバーミングを施すことで、 ご遺体を一定期間(約10日間〜2週間:環境によって異なります)安全できれいな状態に保つことが出来るので、 遠方から来られる親族・友人方と最後のお別れがしっかりできる利点があります。 また病原体が原因で亡くなった場合、菌は死亡後も遺体の中に残り続けることになります。 腐敗していく体と病原体が合わさることで、病原体の危険性は生前よりも高まってしまいます。 ご遺体を衛生的に保全することは、ご遺族への感染を防ぐためにも必要になります。

専門技術者:エンバーマー(遺体衛生保全士)

上記で述べたように、エンバーミングを提供するにはいろいろな知識と技術が必要となります。 遺体処置や防腐処置といった専門的技術の他に、医学知識なども必要となってきます。 日本国内でのエンバーミング処置は、原則としてIFSA指定のエンバーマー養成施設で必要な知識の習得および研修を修了後、 エンバーマーライセンス資格試験に合格し、有資格者となった者が行います。 ※IFSA(International Funeral Science Association in japan)とは:「一般社団法人日本遺体衛生保全協会」の略称で、ご遺体からの感染防御、 エンバーミングの日本における適切な実施と普及を目的として1994(平成6)年に作られた団体です。

まとめ

エンバーミングが急速に発展する契機となったのは、1860年代アメリカの南北戦争であるといわれています。 当時の交通手段では、兵士の遺体を故郷に帰すのに長期間を要し、遺体保存の技術が必要とされました。 ベトナム戦争でも同じ理由で遺体保存の技術が必要となり、さらなる技術発展が見られたそうです。 日本おいては、専門の技術者、専門の施設が少ないこともあり、扱っている葬儀会社も多くありません。 処置費用も高額になるといったデメリットもあります。 夏など腐敗が進みやすい場合、また火葬までの期間、遺体をきれいに保存したいといった要望から「エンバーミング」という技術はなくてはならないものになってきています。 エンバーミングへの取り組み、エンバーマーの育成が進み、近い将来、欧米並みに多くの葬儀社がエンバーミングを提供できるようになると期待されています。


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