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葬儀コラム / 第152回
悲しみと思いやりを見つける映画

第152回
悲しみと思いやりを見つける映画

はじめに

悲しみと思いやりを見つける映画 いずれ誰にでも等しく訪れるものでありながら、 誰も知らない「死」を生活の中で思い出すことは少ないでしょう。 今回は死にゆく人、送る人それぞれの立場での戸惑いややりきれなさを描いた映画を3本紹介します。 様々な感情を揺り動かす映画です。おうち時間を過ごす時の参考になれば幸いです。

「エンディングノート」

がんのため、余命宣告を受けた主人公が「エンディングノート」を遺す日本のドキュメンタリー映画です。 高度成長期を支えたサラリーマンの砂田氏は「段取り命!」の仕事人間。 毎年受けていた健康診断でがんが見つかるも、ステージ4の状態でした。 自らの人生総括のため最後のプロジェクトとして自分の死を段取りし、集大成のエンディングノートの作成を決めます。 残された家族に対し何を残したいのか、 自分の最後にしておきたいことを一つずつ考え、決めて、実行していく過程が重苦しくなくまとめられています。 プロデューサーである是枝氏も指摘している、 主人公のキャラクターと、監督であり主人公の娘のもつ冷静な批評性のある視線によるところが大きいように思います。 エンディングノートを「マニュアル作成」と呼ぶあたり、この主人公の頭の柔らかさは参考にしてもよいのでは。

死ぬまでにしたい10のこと

主人公は2児の母、失業中の夫と暮らす23歳のアン。 ある日腹痛に襲われたアンは救急車で病院に運ばれ、検査。そこでがんで、余命2か月と宣告を受けます。 アンは余命わずかであることを家族に告げないと決意します。 死ぬまでにしておきたい10個のリストは、家族へ周囲の人々への思いやり、愛情もあり、不道徳なこともあり。 死を意識するまでだって、幸せだったのに、手持ちの時間に限りが見え、 自分のしたいことを考え始めた彼女の内部の変化が、繊細にロマンティックに描かれています。 決して経済的に豊かでない生活のなか、目の前のことだけ向き合ってきたアンが、 将来のことに目を向けていくきっかけが自分の死であることの悲しさはありますが、淡々と受け入れる姿は静かに感動を呼びます。

幸せな人生の選択

がんのため、余命わずかなフリアンと、 友人であるトマスがともに過ごす4日間を描いています。 治療をやめることを選択し、身辺整理を進めるフリアンと、 友人を失うことに戸惑うトマスがそれぞれの今の最適解を見つけていく過程は、 胸苦しさと静かな小さな痛みを残しながらも、あたたかみのあるものです。 自分の亡き後のために、飼い犬の里親探しを積極的に行う一方で、息子には自らの死を伝えられない。 飼い犬のトルーマンが里親候補の家にトライアルで不在になると、「寂しくて眠れない」と弱音を吐く。 見ている私たちは、これが現実の姿だろうと胸が締め付けられます。 とはいえ、コミカルな運びで、随所に漂うユーモアとリアルさがテーマの重さを感じさせません。

まとめ

余命宣告されて動揺しないはずなどありません。 事態を飲み込み。次のことを考えるには時間がかかるはずです。 しかし、残された時間は短い。 金銭の面で、死に備える保険はありますが、気持ちの面で備える方法は少ないものです。 「死」が思いもかけない形で身近になった今、映画で「死」に思いをはせてみるのも良いかもしれません。


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